「最近、抜け毛が増えた気がする……」
シャンプーのあと、排水口にたまった髪を見てびっくり。
ドライヤーをかけたあとも、床に落ちている髪がいつもより多い。
秋になると、そんな変化が気になることがあります。
髪にはもともと生え変わりのサイクルがあり、抜ける量には個人差だけでなく季節による違いもあります。
とはいえ、40代・50代になると、
「これって秋だから?」
「更年期も関係してる?」
「最近、髪そのものが細くなったような……」
なんて、いろいろ気になりますよね。
アラフォー・アラフィフ世代は、肌や体調だけでなく髪の変化も感じやすい時期。
今回は、秋の抜け毛をきっかけに、女性ホルモンや食事、普段のヘアケアまで調べてみました。
🌸 この記事について
この記事は2026年9月時点の公的情報をもとに作成しています。急に抜け毛が増えた、一部分だけ抜けている、頭皮に症状があるなど、気になる変化がある場合は皮膚科などの医療機関へご相談ください。
秋になると抜け毛が増えるのはなぜ?
まず知っておきたいのが、髪はずっと同じものが伸び続けているわけではないということ。
髪には「毛周期(ヘアサイクル)」があり、
成長する → 成長が止まる → 抜ける → 新しい髪が生える
という流れを繰り返しています。
日本皮膚科学会によると、1日に抜ける髪はおおよそ100本程度まで。ただし個人差があり、季節やヘアケアによっても変わります。
秋になって抜け毛が少し増えても、それだけで薄毛になったと判断することはできません。
40代・50代なら、抜ける本数だけでなく、最近の髪そのものの変化にも目を向けてみたいところです。
40代・50代女性の抜け毛は「秋だけ」が原因じゃない?
以前と比べて、
「髪が細くなった気がする」
「分け目が前より目立つ」
「トップのボリュームが出にくくなった」
こんな変化を感じることはありませんか?
抜け毛というと「何本抜けた?」ばかり気になりますが、女性の薄毛はそれだけではありません。
日本皮膚科学会によると、女性型脱毛症では前髪が残り、その少し奥から頭頂部にかけて薄くなるパターンが多くみられます。
つまり、たくさん抜けているように感じなくても、髪が以前より細くなって全体的に薄く見えることもあるということ。
昔の写真を見て、「分け目、こんな感じだったっけ?」と思ったら、
最近の写真と比べてみるのも分かりやすそうです。
髪も「ゆらぐ」?更年期・女性ホルモンと抜け毛
40代・50代になると気になるのが、更年期と女性ホルモン。
肌の調子が変わったり、急に暑くなったり、眠りにくくなったり。
いわゆる「ゆらぎ」を感じ始める人も多い年代です。
となると、「髪もゆらぐの?」と思いますよね。
女性型脱毛症については、男性型脱毛症ほどホルモンとの関係がはっきり解明されているわけではありません。ただ、女性ホルモンの状態など、いくつかの要因が関係していると考えられています。
なので、「抜け毛が増えた=更年期」と決めるのは早そう。
ただ、アラフォー・アラフィフになって髪質やボリュームまで変わってきたなら、身体の変化と一緒に見てみるのはよさそうです。
肌だけじゃなく髪まで。
40代・50代って、本当にいろんなところがゆらぎます(笑)。
抜け毛が気になるとき、食べ物も見直した方がいい?
抜け毛が気になると、
「髪にいい食べ物って何?」
「やっぱり、わかめ?」
なんて考えてしまいます笑)。
できれば毎日の食事で何とかしたいところですが、「これを食べれば髪が生える」という食品があるわけではありません。
日本皮膚科学会では、髪の新陳代謝には各種ビタミンやミネラルが関係するため、バランスの取れた食生活を勧めています。
髪のためにも、まずは普段の食事から
髪の健康を考えると、たんぱく質や鉄、亜鉛、ビタミン類など、いろいろな栄養素が関わってきます。
だからといって、
「亜鉛だけ摂ればいい」
「サプリを飲んでおけばいい」
と考えるより、まずは普段の食事から。
肉・魚・卵・大豆製品・野菜など、いろいろな食品を食べられているか振り返ってみましょう。
特にダイエット中は、食べる量そのものを減らしすぎていないかも気になるところです。
「抜け毛と食べ物」については、別の記事でもう少し詳しくまとめます。
秋の抜け毛が気になる女性が見直したいヘアケア
抜け毛が増えると、まず気になるのがシャンプー。
「抜け毛用に変えたほうがいい?」
「頭皮ケアも始めたほうがいい?」
私もたぶん最初にそこを調べます(笑)。
でも、新しいものを買う前に、普段のヘアケアをちょっと振り返ってみてもいいかもしれません。
日本皮膚科学会では、髪に負担がかかる髪型や極端に頻繁なカラーリングを避け、自分に合ったシャンプーやコンディショナーを使うことなどが紹介されています。
髪をきつく結ぶことが多かったり、最近カラーやパーマの回数が増えていたり。シャンプーのときに頭皮をゴシゴシ洗っている人もいるかもしれません。
そして意外と盲点なのが、ずっと同じシャンプーを使っていること。
昔から使っているから何となくそのまま……という人も多いと思います。
でも、40代・50代になると、以前は気にならなかった乾燥やベタつき、かゆみが出てくることもあるんですって。
最近ちょっと頭皮の感じが違うなと思ったら、「今の私にもこれ合ってる?」と一度確認してみるのもよさそうです。
睡眠やストレスも少し気にしてみる
仕事、家事、親のこと、子どものこと。
アラフォー・アラフィフって、意外と休めない(笑)。
日本皮膚科学会では、身体に強い負担がかかったあとなどに起こる「休止期脱毛」があることから、適度な休息や規則正しい生活についても案内しています。
最近、
「ちゃんと寝てないな」
「ずっと疲れてるな」
と思ったら、少し休む時間も作りたいところ。
髪のためというより、身体のためにもですね。
こんな抜け毛は一度相談した方がいい?
「秋だから、そのうち落ち着くかな」
と思っていても、抜け毛が続けばやっぱり気になります。
脱毛症にはいくつかの種類があり、原因によって対応も変わります。
ここは自分だけで判断せず、気になる変化があれば皮膚科などで相談できます。
🌸 こんなときは一度相談を
☑ 急に抜け毛が増えた
☑ 一部分だけ髪が抜けている
☑ 脱毛している範囲が広がってきた
☑ 分け目や頭頂部の変化が気になる
☑ 頭皮にかゆみ・赤みなどの症状がある
「抜け毛くらいで病院に行っていいのかな?」
と思うかもしれませんが、髪や頭皮のトラブルは皮膚科で相談するのがオススメ。
育毛剤やサプリを次々試して、それでも不安……となる前に、一度診てもらうのも選択肢のひとつです。
40代・50代の抜け毛対策、まず何から始める?
ここまで読むと、
「結局、何からやればいいの?」
となりますよね。
いきなり全部変える必要はなくて、まずはこのくらいから。
🌸 まずはここから
☑ 髪・分け目・頭頂部の変化を見てみる
☑ 食事や睡眠をちょっと振り返る
☑ 今の頭皮にヘアケアが合っているか確認する
☑ 気になる状態が続いたら皮膚科へ相談する
分け目や頭頂部は、自分では意外と変化に気づきにくい場所。
スマホで写真を撮っておくと、あとから比べやすくなります。
毎日チェックする必要はないので、たまに同じ場所・同じ角度で撮っておくくらいでもよさそうです。
まとめ|秋の抜け毛、まずは自分の髪を見てみよう

秋に抜け毛が増えると、
「このまま薄くなったらどうしよう……」
と不安になりますよね。
でも、髪はもともと生え変わるものですし、抜ける量には季節による違いもあります。
一方で40代・50代は、更年期や女性ホルモンの変化など、身体そのものにも変化が出てくる時期。
「秋だから仕方ない」でもなく、
「抜けた!ヤバい!」でもなく(笑)、まずは自分の髪を見てみる。
そこからでいいと思います。
食事や睡眠、ヘアケアを少し見直して、それでも抜け毛が続いたり、急に増えたり、頭皮にも気になる症状があったりしたら皮膚科へ。
髪って毎日見ているようで、意外とちゃんと見ていないもの。
この秋、一度じっくり自分の髪と頭皮を見てみませんか?
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療に代わるものではありません。抜け毛や頭皮の症状が気になる場合は、皮膚科などの医療機関へご相談ください。
参考情報
日本皮膚科学会「髪の毛は1日に何本くらい抜けるのでしょうか?」


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